コーヒーショップとあの町へ vol.2 -COFFEE COUNTY TOKYO 池ノ上/下北沢-

福岡を拠点とし、
日本のコーヒーシーンを牽引するお店の一つ「COFFEE COUNTY」。

オーナーの森 崇顕さんが生産国まで直接買い付けるコーヒー豆も多く、
現地の風景や生産者の顔、一杯の珈琲のストーリーを思い浮かべながら
美味しいコーヒーがいただける。


私にとってコーヒーを深く好きになったきっかけで、
学生の時から今日までブレない美味しいの指針である
思い入れのあるコーヒーショップです。

そんなコーヒーフリークには、ぜひ一度!と心からオススメしたい
COFFEE COUNTYが「COFFEE COUNTY Tokyo」として昨年6月末にオープンした!!

元から知っていた方は歓喜の声をあげ、
新たに知った人はすでに心を掴まれているのではないだろうか?

閑静な住宅街に突如現れた赤土の一角

コーヒーが美味しいのは間違いないのですが、
「COFFEE COUNTY Tokyo」は空間も含めてすごく居心地がいい。

場所は、京王新線池ノ上駅から徒歩数分の住宅街に位置しており、
正面からは一面赤土の壁面に味わい深い木の扉。

側面は壁面を押し込むように立方体のガラスが重なり、弧を描く。

洞窟のような店内には、大きなガラスのアーチから日が差し込む。

異質ではあるが、
決して派手な印象を受けるというわけではなく、
周辺の空気に流れを作っている。


従来のカフェがイメージする
開放的には当てはまらないが、かといって閉鎖的でもない。

絶妙に町と接地面が設けられている。

お店の側面は、ベンチとしても機能している設計

そして店内は、さらに面白い。

まず目に入ってくるのは、お店を象徴するゆったりとアーチを描いたカウンター。

そこでコミュニケーションをとりながら、
今日飲むコーヒーを決め、ドリップが行われ、コーヒーを飲むカウンターとしても機能する。

継ぎ目がないことで洞窟のような店内は、
見た目に対してオープンで明るい空気が生まれる。親密な洞窟。

店内の照明は夜空の星のように優しく店内を照らしていた。

そして先ほど外から伺えたガラスを背にカウンターを囲う形で席が並んでいる。

カウンターを中心にゆるやかに繋がる空間で、
人々の流れを眺めながら、物思いに耽たりする。

他の店舗と同様、一人でも入りやすのも嬉しいポイント。

入り口からカウンターを囲うように伸びる壁面の腰掛け。
店内の各所には、愛らしい各地の民芸品が散りばめられている。

こちらの設計は、福岡のとどろき酒店や
COFFEE COUNTY Kurume、東京ではKashikiなどの設計をされている
干田正浩さん率いるMHAA建築設計事務所が手掛けているそう。

かっこいいなあ…

今までよりもいっそう特別な雰囲気を纏ったCOFFEE COUNTYで
最高に美味しいコーヒーが飲める「COFFEE COUNTY Tokyo」。

下北沢に出かける大きな楽しみがまた一つ。

<お店の詳細>
COFFEE COUNTY Tokyo
営業時間(変更有):11:00-19:00
定休日 月曜日
支払い方法:現金、カード、電子マネー
住所:東京都世田谷区北沢1丁目30−3 ホーメンス北沢
アクセス:
京王井の頭線 池ノ上駅より徒歩3分程度
京王井の頭線・小田急線 下北沢駅より徒歩10分程度
instagram:https://www.instagram.com/coffeecountytokyo/

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